ルシフェリアン魔術入門011:::儀式開始①

ルシフェリアン魔術入門011
儀式開始①:注意事項
「ルシフェリアン魔術入門010」からの続き

===== 魔術団体HAKKIIからのコメント =====
開始:
「ルシフェリアン魔術」儀式を行う上での注意点

これ以降は儀式の内容に入っていきます。012からは儀式の諸準備です。魔法円の作成や、呪文の詠唱も頻繁に出てきます。それに関した注意点をこの記事では書きます。

このサイトの「ルシフェリアン魔術入門」の項目はMichael. W. Fordさんが著した著書「Beginning Luciferian Magick 」の全翻訳です。著作が公開されているということは秘匿性は薄いということだと思います。しかし僕の私見から言うと、内容からして要注意の内容です。特に儀式の核心部分となると、注意が必要です。

というのも、僕は10代の頃から魔術の魔神召喚には興味を持っていたのですが、中学か高校生のころある日、一冊の悪魔召喚の古本を見つけました。僕はその古本を買ってきて食い入るように読みふけりました。そこには悪魔をこの世に呼び込むための呪文が書かれていたのです。好奇心旺盛な僕は毎日その呪文を暗記して、唱えていました。

もちろん、悪魔は目の前に姿を現しませんでした。しかし僕の身の上に劇的な(悪い)変化が次から次に降りかかり、いちどなどは実際に命を落としたものです(ココらへんの経緯は、はてなブログに。書きました)。

偶然にしてはちょっと重なりすぎです。

年令を重ねるに連れて、いろいろな事情がわかってきました。僕が若い頃に買った古本は悪魔召喚の呪文は載っていたものの、魔術師が邪悪さを祓う部分(追儺式等)に関してはまったく記載がなかったです。浄めの儀式や自分の周囲にバリアを張り巡らす防御の方法も書いてありませんでした。簡単な紹介文のあと「これが悪魔を呼び出す呪文だ!」といったノリで書いてあったのです。

それをバカ正直に履修したために僕には数多の災いが降りかかったのでしょうか?ルシファー関連の喚起儀式の呪文を見てその当時のものと比較しました(僕はすっかり暗唱できます)。するとほぼ同じ呪文です。つまりあの当時僕が一生懸命唱えていた呪文だけは本物であったわけです。

しかしあの本は色んな人が読んでいたはずですから、皆さんそんな悲惨な人生を歩んだのでしょうか?もっとも僕は、毎日毎日けっこう長い呪文を暗記するまで読み込んでいた為でしょう。普通は遊び半分で流すのでしょうけれど・・・。

現在日本でも西洋魔術の翻訳書籍はたくさん出版されています。なのでいま魔術を勉強されている方は、防御や追儺(汚れを追い払う)儀式のことはよくご存知だと思います。僕があの古本を買った当時は今のように資料が豊富でなかったので何も知らなかった僕は大変な目にあったのだと思います。

僕はこのウェブサイトを始める時に、ルシファーに対する世間一般の誤解をなんとか解きたいと思って始めました。今まで黒魔術という軽蔑的な呼び方をされて低いポジションにあったルシファーの哲学や魔術が、じつは人生を力強く生きていく上でとても役立つ、強い哲学、強い魔術であるということです。

しかし、強力な魔術であるということは同時に扱う人がシッカリしていないといけません。例えて言うならば「マグナム銃」や「トカレフ銃」を撃った時に射撃手の身体ができてないと逆に身体ごと、グラっときてしまいます。

「ルシフェリアン魔術入門012」以降に記載されている呪文だけを毎日執拗に唱えることだけは控えたほうがいいでしょう。僕の10代の頃の二の舞になるとは、必ずしも言い切れませんが。できれば他の魔術体系でしっかりと基礎を築いてきた人が実践することをお薦めします。

また現実世界とのリンクが保たれていない魔術活動は大変に危険と僕は思っています。魔術では「意識の使い方」を訓練しますが、現実を離れてしまうと意識をうまく使う練習ができないのです。現実社会でシッカリとした基盤がない人は魔術を控えたほうが無難でしょう。

いずれにせよ、すべての人に僕と同じような災厄が降りかかるわけではありませんが、「生兵法は大怪我のもと」という言葉を思い出して、念のために。

===== 魔術団体HAKKIIからのコメント =====
終了

以上「ルシフェリアン魔術」儀式を行う上での注意点でした。
「ルシフェリアン魔術入門012」へ続く。
次回より本編に戻ります。


魔術団体 HAKKII
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