NECRONOMICON Aleister Crowley ネクロノミコン その16 アレイスター・クローリー 生誕100年記念版 [ NECRONOMICON 本編/MAD ARABの証言002 ] THE TESTIMONY OF THE MAD ARAB MAD ARABの証言002 私は、私たちのマスターの宮殿を探して、海の下を旅し、破壊された文明の記念碑の石を見つけ、これらのいくつかの文章を解読した。これらは、ほかの生きているどんな人間にとってもまだ謎のままである。そして、これらの文明は、この本に含まれている知識のために破壊された。 私は星の間を旅し、神々の前で震えた。最後に、ARZIRの門を通過し、IGIGIに禁止された不正な領域に足を踏み入れ、そして公式を手に入れた。 私は悪魔を呼び起こし、そして死者をよみがえらせた。 私は先祖の幽霊を、上は星に到達するために、下は冥界の最下層の空洞に触れるように建てられた神殿の頂上に実際の目に見える外貌で呼び起こした。また私は黒魔術師AZAG-THOTHと格闘になり、イナンナと彼女の兄弟MARDUK(双頭の主)を呼び寄せて地球に逃げ返った。 私は悪魔の大群を召喚することによって自分の軍団を作り上げた。私は自分で自分に課題と目標を課して、東の土地に対して行進して行ったので、炎を吐き、千の雷のようにとどろく異教徒の神、NGAAを見つけることができた。 *NGAA(ガー)マオリ神話の神WAKAの別名 しかし私は恐怖を見つけてしまったのだ。 私は外側に通じる門を見つけた。それによって、私たちの世界への入り口を探し求める旧き者どもが永遠の監視を続けていることを私は知り、私はその旧き者の女王(外の女王)の蒸気の匂いをも嗅いでいる。その名前は恐ろしいMAGANのテキストに書かれているが、そこには、死に絶えた文明の全盛期において権力を求めたであろう司祭の証が見られた。しかし、それらはほとんど焼き尽くされた。私は両開きのドアを揺らしながら「恐れ」を押し開き、1時間の間邪悪な門を開いていた。 私はギリシャ人によってメソポタミアと呼ばれる地方の羊飼いの無教養の息子でありながら、このような独特な状況を通してこの知識を所有するようになったのである。 私が若い頃、私は東に山を一人で旅したことがあるが、そこに住む人々から私はMASSHUと呼ばれていた。その頃、3つの奇妙なシンボルが刻まれた灰色の岩に出会った。それは男のように高く、雄牛のように広く立っていた。それはしっかりと地面に屹立しており、私はそれを動かすことができなかった。それらは古代において、彼らが敵に対して勝利の戦績を示す、王の仕事であるかもしれない。私はこの彫刻に対しては、その理由以外には考えられなかった。 私はそれらの地域をさまようオオカミから私の身を守るために足元に薪火を組んで火をつけてから、眠りについた。そこは私の村から遠く離れたベット・ドゥラビアであり、それは夜であったためである。Shabatu(シャバツ = バビロニア歴の11月)の19日、夜明けから約3時間過ぎたころ、私は犬、おそらくオオカミの鳴き声で目が覚めた。火は残り火でほぼ残りは少なく、これらの赤く輝く石炭は、3つの彫刻の石碑を横切ってかすかに踊る灯影を投げかけていた。すぐに灰色の岩が鳩のようにゆっくりと空中に上がり始めたとき、私は急いで別の火を作り始めた。背骨をつかみ、冷たい指を頭蓋骨に巻きつけた恐怖のために、私は動くことも話すこともできなかった。この光景はAzug-bel-yaのDikよりも私にとってはさらに奇妙なものだったが、前者は私の手で溶けているように見えた! その時私は、少し離れたところから静かな声を聞いた。そしてそれが強盗である可能性が脳裏を走り、もしも私が捕まえられたことを考え、私はその現実的な恐怖に震えながらいくつかの雑草の後ろに転がった。すると、別の声が最初の声に加わり、すぐに泥棒の黒いローブを着た数人の男たちが、私がいる場所に集まってきた。彼らは浮いた岩を囲んだが、その中で彼らは少なくとも恐怖を示さなかった。 石碑の3つの彫刻が、岩が燃えているかのように赤く燃えていることがはっきりと見て取れた。数字が祈りの中でつぶやかれ、またその中のほんのわずかな言葉しか聞こえなかったが、これらは未知の言葉に聞こえた。しかし、ANUは私の魂に慈悲を持っている!これらの儀式はもはや私には未知ではない。 顔が見えない、または認識できない人物たちは、山の夜に冷たく鋭いナイフで空中にあらたな小径をつくり始めた。 浮いている岩の下から、それが置かれていたまさにその地面の所から蛇の尾が上がってきた。この蛇は私が今まで見たどの蛇よりも確実に大きかった。その最も細い部分でもゆうに二人の男の腕の部分であり、地表から上昇したとき、何か別のものが続いたが、最初の部分の最後のほうは穴の淵に達するように見えたのではっきりとは見えなかった。これらはさらに続き、これらの巨大な武器(?)の大きな圧力の下で地面は震え始めた。司祭たちのチャントは、彼らが隠された力の僕であることが分かった。その声は、はるかに大きくなり、非常にヒステリックになった。 IA! IA! ZI AZAG! IA! IA!! ZI AZKAK! IA! IA! KUTULU ZI KUR! IA! ネクロノミコン その16 [本編_MAD ARAB 002] 終 ネクロノミコン その17 [本編_MAD ARAB 003]へ続く 魔術団体HAKII KOZE