NECRONOMICON Aleister Crowley ネクロノミコン その２０ アレイスター・クローリー 生誕１００年記念版 [ NECRONOMICON 本編/MAD ARABの証言006 ] THE TESTIMONY OF THE MAD ARAB MAD ARABの証言006 金星の女神は、バビロニアのイシュタルと呼ばれる最も優れたイナンナ女王である。彼女は愛と戦争の両方の情熱の女神であり、彼女のしるしと天に現れる時間に依存する。彼女はライオンの仲間の中で最も美しい女性として現れ、月の神ナンナと神秘的なアストラル界で繋がりを持っているのである。彼らが同時に現れる時期、つまり、天に2つの植物が縁起が良いように配置されているとき、2つの供え物のカップが天で自由に分裂するとき（KOZE: 金星と月が同じ星座や宮に在泊しているとき等: KOZE）、同じ、そのようなときは、神の甘いワインを地球に降らせるようになる。そして、大きな幸福と喜びがあるだろう。彼女は時々鎧を着て登場し、それによって彼女の妹、KURの恐るべき女王ERESHKIGALの陰謀に対する最も優れた守護者となる。イナンナの名前と数があれば、司祭は地下世界の奥深くに足を踏み入れることを恐れる必要はない。武装しているため、彼女の鎧をまとえば、その者は女神に似てくる。このようにして私は、地球の地殻の下にぽっかりと横たわっている、悪臭漂う場所まで降りて行き、悪魔に命令した。 しかし、よくよく覚えておくがいい。イナンナは自分のために自分自身のことをよく知っているということを、そして彼女によって誰も選ばれなかったことが、別の花嫁を授かる条件であるということを。 彼女は同様に愛の女神であり、それを望み、適切な犠牲を払う人には素晴らしい花嫁を授ける。 彼女の色は最も純粋な白である。彼女の顕現は、金属の銅、そして最も美しい花のフィールド、そしてそのフィールドの最も美しい花である戦場の最も悲しい死にある。彼女の門は、汝がこのあと続いておこなう儀式で3番目に通過する儀式であり、あなたが滞在する心の場所になる。しかし、女神が汝を選ばない限り、汝の真のゴールのために、汝はそれから先に続く道に直面するであろう。バビロンとURで古くから建てられた彼女の「光のはしご」の階段の色は白である。 これは彼女のシールであり、銅に刻む必要がある。金星は天国で高く評価されており、誰もその構造を見ることはできない。完成したら、それは最も純粋なシルクに包み、安全な場所に離れて安置し、いつでも必要に応じて取り除くことができる。 イナンナの数は15であり、それによって彼女は調剤の呪文でよく知られている。彼女の印章は次のとおり：この太陽の神はナンナの息子であるシャムシュ神（SHAMASH）である。彼は金の玉座に座り、2本の角の冠を戴き、右手にceptと生命の炎の円盤を持ち、あらゆる方向に光線を送っている。彼は光と生命の神であり、彼の色は金色である。彼のエッセンスはゴールドの中にあり、黄金のオブジェクトと植物。彼はUDUUと呼ばれることもある。彼の門は、このあとに続く汝が通過する4番目の儀式である。修行者の偉大な光のはしごへの一歩はゴールドである。 これは彼のシールであり、山頂や太陽光線に近いそのような場所で、太陽が天に昇るとき、金で彫刻しなければならない。完成したら、最高級のシルクで四角く包み、必要になるまで脇に置いておくべし。 SHAMASHの数は20。これが彼のシールである：
火星の神は強大なネルガルNERGALである。 彼はライオンの体に男の頭を持ち、剣とフレイル（flail: [穀物を打つ] 殻ざお）を持つ。彼は戦争の神であり、武運をもたらす。彼は時々古代人の代理人になることもあった。彼はしばらくCUTHAに住んでいた。彼の色は濃い赤であり、彼の本質は、鉄と、人間と動物の血をこぼすために作られたすべての武器にある。彼の門は、続く儀式で5番目のゾーンを通過するときに表示される。彼の光のはしごへの階段は赤である。 これは彼のシールであり、火星が天で昇っているとき（KOZE: 上昇宮のこと）、鉄の板、または血（赤色）の紙に刻まれなければならない。夜は、人間や動物の居住地から遠く離れた場所で行うのが最適であろう。そこでは、見ることも聞くこともできない。最初に重い布で、次に上質の絹で包み、必要な時まで安全に隠しておかなければならぬ。しかし、このシールは鋭い剣であるため、急いで使用してはならない。 NERGALの数は8であり、これは彼のシールである:
木星の神は魔術師の主である、双頭のいにしえの戦いの斧を持つ、マルドゥク・クリオスである。MARDUKは、古代の勢力との戦いを行うために、我らが父ENKIから生まれ、強力な戦いに勝ちぬいた。悪の軍隊を征服し、古代の女王（ティアマート）を彼の足の下に置いた。その蛇は死んでいるが、夢を見る。 MARDUKは、長老の神々の評議会から50の名前と権力を授けられた。彼の色は紫である。彼のエッセンスは材料の錫と真鍮にあり。汝は続く儀式の第6番目のときに彼の門に出くわすであろう。彼の階段は紫の光のはしごのステップである。 ＊蛇：ムシュフシュのこと。古代メソポタミアの伝承に登場する霊獣。シュメール語で「恐ろしい蛇」の意。ティアマトの討伐後マルドゥクの軍門に下り、乗獣となった。 これは彼のシールであり、木星が天で力を持っているときに、私たちのマスターENKIへの特別な呼び出しを行ない、錫または真鍮のプレートに刻印する必要がある。これは他のシールと同様に厳格に作業が行われなければならない。そして、純粋なシルクで包まれ、その使用時まで寝かされる。MARDUKは、長いひげと炎の円盤を手に持つ強大な戦士として登場することを知っておくがよい。彼は弓と矢の矢筒を持っており、天の時間を超越している。彼の力は強く、その怒りが激しいので、最も恐ろしい状況でのみ彼の援助を呼び出すように注意すべきである。汝が木星の力を必要としないとき、代わりにこれらのページにリストされている適切な力の1つを呼び出すようにせよ。されば、彼らは確実に来るであろう。 ＊KOZE:「木星が天で力を持っているとき」とは、木星が吉星と良好なアスペクトを形成している、木星の守護宮に入っている、エレベートされているetc....の様々な要件があります: KOZE ＊マルドゥク：http://www.jiten.info/dic/asia/littwu.html マルドゥクの数は10であり、これは彼のシールである:
ネクロノミコン その２０ [本編_MAD ARAB 00６] 終 ネクロノミコン その２１ [本編_MAD ARAB 00７]へ続く 魔術団体HAKII KOZE
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