NECRONOMICON Aleister Crowley ネクロノミコン その23 アレイスター・クローリー 生誕100年記念版 [ NECRONOMICON 本編/入口の書と歩行_儀式2 ] そして、旧き者どもに対しては、防御だけは存在する。実際、呼ばれている私のような狂人だけが、宇宙に住む彼らに対して権力を持つことを望むことができる。彼らの権力は不明であり、大群の数は数えられず、毎日より多くの恐怖を生み出している人の心は想像することができるが、その光景はほとんど耐えられない。外の門があまりにも長く開いていたとき、私は言葉が話すことができず、書くことが混乱させるだけの恐怖が襲ってきたのを目撃した。内なる世界に逃げ込んだ旧き者どもは、強力な魔術師によって強制的にゲートを通って戻されたが、彼らが我々の世界に来ていた間、島にある村や動物の群れにとって大きな損失となった。多くの羊は不自然な方法で無意味に殺された。 心は外界からの刺激に反応し、それが示すものを知覚するが、旧き者どものその情景は人間の普通の感覚に対する冒涜である。それはまっすぐなものではなく曲がりくねった世界からやって来たものであり、その存在は不自然で目と心に、痛みを伴う形である。それによって精神が脅かされ、体の組織がゆるまりそこから捻じれが解放されるような気持になる。そのような理由で、恐ろしいutukku xul(悪魔)は人間の体を手に入れるのだ、司祭が彼らを彼らが来た場所に追い払うまで、その体に住み、元の場所に追い払われるまで通常の精神は、別の場所に追放されているが、悪魔が追放された後は、その昔の場所に戻るであろう。 そして、すべてのALLU(アッカド語の悪魔)や、恐ろしい犬の顔をした悪魔がいるが、それらは生贄の神の使者であり、人間の骨そのものを噛む。そして、他にも多くのものがいるが、これは彼らが認められている正当な場所ではない。ADARを手に入れた場合(召喚に成功し自分の中に取り込んだ場合)にのみ、司祭は自分を球体の平面のマスターと見なし、旧神と闘うことができる。死神ADAR自身が目を凝らしたら、司祭は死の暗幕の住人を召喚し、制御することができるのである。それから彼はその人を殺す霊を恐れることなく、門を開くことが可能になる。 次に彼は、心と体を苦しめる悪魔の力、髪を引っ張って手を握り、悲鳴を上げる下劣な名前を夜の空間に刻印できる悪魔の力、それらの力を持つことを望むであろう。 なぜならば、風に浮かぶものは、風を知っている者によってのみ殺すことができるから。そして海に来るものは、水を知っている彼によってのみ殺される。 これは古代契約に書かれたものである。 ネクロノミコン その23 [本編_入口の書と歩行_儀式2] 終 ネクロノミコン その24 [入門の呪文]へ続く 魔術団体HAKII KOZE